You are ENOUGH.(ユアイナフ.)

interview

ライフスタイルアイコンとして愛される彼女が語る「自己」と「愛」、そして新たな挑戦 2/3

ー 今後の挑戦についても教えてください。

私にとって、常に『これは誰を幸せにするのか』が指針なんです。ドーナツを作る際も、食べる人がどんな気持ちになるかを想像しながら創り、見えないものや想いが欠けているものは商品化しないようにしています。そうした中で、昨年大きな転機が訪れました。急性白血病の診断を受け、2日後には隔離環境での治療が始まり、約半年の入院生活を送りました。人生で初めての大病で、まさに究極の『断捨離』をし、自分にとって本当に必要なものだけを見つめ直す時間でした。気持ちも身体も文字通り“身一つ”で臨むために、スキンヘッドにもしました(笑)。

この入院生活については語り尽くせないほどですが、一言で表現するなら、病気は“ギフト”だったと伝えたいんです。病気を通じて、自分にとって大切なものを深く知り、豊かさや幸福の本質を改めて感じました。現代では情報も物も溢れ、なんでも追い求めてしまいがちですが、今ここにある限られた世界の中にも豊かに味わい尽くせるものはたくさんある。そして、離れていても私たちは誰かとつながり、知らず知らずのうちに誰かのためになっているということにも気づかされました。

入院中に受けたたくさんの愛に支えられ、私も病気と向き合う患者さんや医療従事者の方々に少しでも役立てることがないかと考えるようになりました。マザーテレサの言葉で、『大きなことはできないけれど、小さなことを大きな愛で包む』というものがありますが、私もまずは身近なところから何かできればと思っています。まだ具体的な取り組みはありませんが、西洋医学だけでなくさまざまな選択肢が広がる社会を目指して勉強している最中です。

次回は、パーソナルカラー診断と骨格診断の結果についてお尋ねします。

ライフスタイルアイコンとして愛される彼女が語る「自己」と「愛」、そして新たな挑戦 3/3
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