ライフスタイルアイコンとして愛される彼女が語る「自己」と「愛」、そして新たな挑戦 1/3
今回は藤原弥生さんに、向山純子がお話をお伺いしました。
彼女の生き方と飾らない美しさには、現代を生きる女性たちが共感する特別なメッセージが詰まっています。まずは、彼女自身のSTORYから聞いていきましょう。
ー 自己紹介をお願いします
1976年大阪生まれ、広島県育ちです。服飾専門学校を卒業後、12年間アパレル企業で働きました。結婚を機に東京に移り、飲食業界へと転職。今では永田町にある『HOCUS POCUS』というお店で、ケーキのようなドーナッツを中心に、ハンドポータブルな焼き菓子を取り揃えたお店でディレクターを務めています。
ー キャリアを転換し、飲食業界へ飛び込んだ経緯を教えてください。
結婚が一つの転機でしたが、実際には会社が成長していく中で仕事がどんどん細分化されていくのに違和感を抱くようになっていたんです。次第に『何のために?誰のために働いているのだろう?』といった疑問が積もり、全体像が霧に包まれていくような感覚でした。
飲食業は、作ったものをその日のうちにお客様に提供し、すぐに反応が返ってくる。非常にシンプルなサイクルですが、そんな日々の中で、人間の五感を満たすような喜びをお届けできていると感じることができたんです。このシンプルさが持つ幸福感、そして自分の仕事が誰かの喜びに直結する感覚に、飲食の仕事の魅力を強く感じました。

ー では、弥生さんの「Muse」とは?
「みんなこの世で何を学ぶかテーマがあるとおもうんです。わたしは「LOVE」なんですけど (笑) 人生かけて学ぶということは簡単にそれを手に入れられないですよね。だからまだまだわたしは愛について学びの真っ最中なんですが、、、(笑) 愛とはなんなのか。マザーテレサのことばは常に自分の愛についての軌道修正をしてくれています。
ー ロールモデル、刺激やインスピレーションを受ける人物は?その理由などお話し頂けますか。
それからデビュー当時から大好きなCHARAさんですかね。わたしの青春時代から現在そしてこれからもファッションや生き方のかっこかわいいをリスペクトしている女性です。 誠実に曇りのない”LOVE”を表現し続けていて、どの時代でもずっと同じ軸で生きてらっしゃる。ライフスタイルもオープンで自然体。 人生をアート作品として表現し続けている生き方が常に時代の最先端にいる魅力につながるんだと感じでいて。わたしも何歳になってもピュアな自分を強みに作品のように大切に表現する生き方をしていきたいと思わせてくれる人です。次回は、今後の挑戦についてお尋ねします。